メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ゴールデンカムイってぱっと見のコメディ的な印象に反して、キャラ性やキャラの距離がずっと変わらない永遠のドタバタ、みたいなのとは無縁だ。あの高橋留美子先生のお気に入りキャラクターは鯉登だそうだけど、その鯉登周辺で人間関係の不可逆的な変化が特に大きくなったのは皮肉なもんだ。というか鶴見の化けの皮が剥がれたツケを鯉登が自分で引き受けた。鯉登は月島を守りたいと思ったし、他の部下たちも守りたいと思ったし、それでも鶴見のことも好きだったから。鶴見は大義はあったし、嘘を操るスパイとしては有能だったんだろうけど、部下たちと信頼感と愛情のきずなで結ばれているべき指揮官としては失格だった。