メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見は、部下に自分を愛させて殺人の抵抗感を乗り越えさせる、人を殺した部下は罪悪感との戦いになる、というところまでは認識していた。他方、『戦争における「人殺し」の心理学』で語られている他の要素、たとえば、人を殺して罪悪感を抱えている兵士を癒やすためには愛が不可欠であることや、指揮官は殺人の罪悪感を免れるものの、自分の部下を自分の判断と命令で死地に赴かせ、死なせることで罪悪感が生じることなどは、どの程度理解していたのか?