メモ帳用ブログ

色々な雑記。

月島は鶴見のクーデター計画が失敗することなんてまるで想定していなかった。もし何か考えることがあってもその時は鶴見も自分も生きちゃいないってことくらいだろう。だからなおさら想定しておく必要はなかった。それは途中までの鯉登も同じだ。鯉登が、自分が部下を守らなくてはならない、鶴見中尉に頼っていては部下たちが犠牲になる、と考えるようになったのは教会で先刻の鶴見劇場に気付いてからだろう。そして土方戦で自分は勝って生き延び部下たちを守らなければならないという覚悟を固める。甘ったるい総員玉砕などよりよほど困難な道だ。