メモ帳用ブログ

色々な雑記。

もし黒山村が千年に渡り数百年ごとに三眼に生贄を捧げている村で、三眼が黒山村に住んでいる白家を見守り続けていたとするなら、白家は三眼を後ろ盾にして黒山村を千年以上支配していた一族だとだったいう推測すら成り立つ。そして白家が主導して数百年ごとに村人から生贄を選び出していた。しかし白家が明〜清代に村の権力争いで破れ、歴史を改竄されてしまう。さらにその際に生贄に関する歴史が正確に残されなかったために、清末に初めて白家からも生贄が選ばれることになった。白小小の両親以外に白家から生贄にされた人間がいないことは三眼の証言から明らかだ。
だがこれだと白小小の復讐が筋違いなものになってしまう。下剋上を起こされた元支配者が返り咲いて下々のものに復讐するというのはありがちな話だが、黒山村編はどう考えてもそういう話ではない。
それに清末の黒山村と白家の力関係の変化に気付かなかった三眼があまりに間抜けになる。黒山村が千年に渡って三眼に生贄を捧げていた村かどうかは置いておいても、もし三眼が黒山村にいる白家をずっと見守ってきたとするなら、傷が治ってからの一年間で白家の異変に気付けなかったことが大馬鹿以外の何物でもない。村長は野外でも生贄がどうの家の借りがどうの怒鳴っていた。生贄が白家なのを隠すつもりなど全くなかったことは明らかだ。