メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今月のゲッサンのMIXのとりあえず感想。メタ回。メタ的にMIXはタッチの続編と定義。自分は作中描写最優先なので自分にとってMIXはタッチの続編で決定。茨の道だ。あとタッチ要素はミックスしてMIXに入ってるから誰が誰役として固定されてるわけではないんだ…

基本的には恋愛は決着がつくほうが好きだけど、百合ではないにしろ自分が女の子同士の関係が好きだと自覚したのは天地無用!の魎呼と阿重霞だったから、本来の想定からすると邪な見方でハーレムものを見たりもする。乙嫁語りの姉妹妻みたいな。天地は適度に…

クロスゲームとか後半はほぼ東がフラレるところを見るために読んでたようなもんだったな。クロスゲームは光に懐柔されて野球面でも恋愛面でも戦うことを諦めた東が、野球では三島と及川、恋愛では水輝という、同じく光のライバルに届かなかったメンツとやり…

「ハードなロードワークにジムワーク、ボディーを鍛えパンチを磨き―― 減量と闘いながら数え切れねえスパーリングをこなし、自分を限界まで追い込んでリングに上がるのはなんのためだ!?」「殴り合うためなんだよォ」「なんの恨みもねえ人間とど突き合うためな…

ギリ今月というかもはや先月だけどゲッサンのMIXの感想ちょっとだけ。 父親の思いを背負っていようが(明青の前エースともしかしたらエースになっていたかもしれない捕手)ねじ伏せる!だって野球が好きで実力も一番!みたいな投馬の立ち位置(投馬の性格で…

タッチって今では和也が亡くなるまでは準備期間みたいな評価をされがちだけど、むしろラブコメとして大人気だった作品が突然すべてを捨てるような展開を始めることは、当時編集長をはじめとして相当反対されたそうだ。それでも作品として成立できたから伝説…

枯れたか枯れてないかで言えば、クロスゲームは間違いなく枯れてるんだけど、全体のバランスで奇跡的に美しい枯れ方をしていると感じる。枯渇したのではなく枯淡の味わい。 MIXは枯れ感がより強いけど、どうなるかはまだよくわからない。ただ、全盛期の華や…

クロスゲームの逆タッチ性でいうと、達也が和也の代わりになれてしまうことに苦しんだのに対して、青葉は若葉の代わりになれないことに苦しんでいる。だから達也は和也に似ていると言われると辛くなるし、青葉は若葉に似ていると言われるのが救いになる。あ…

MIXでもし甲子園を描くなら、KATSU!に倣って上杉達也と南の子供が新たなライバルとか、怖いもの見たさで見たい気はするけど、やっぱり怖いものは見たくないな。きれいに纏めるのも難しそうだし。そもそもタッチオマージュならやっぱり甲子園出場決定直後が最…

KATSU!の描き分けだと、活樹より岬の方がぱっと見で若い頃の赤松隆介のコピーっぽいっていう事故が発生してる。でも赤松ファンでコピーを目指してる岬のファイトスタイルを考えると、本物の息子よりコピーらしい偽物って解釈してもありなのが妙に面白い。

あだち劇団的にKATSU!の岬とクロスゲームの三島は同ポジションだろうけど、内田と東は近縁の悪役顔ポジションでいいんだろうか。一応2人とも固有顔扱いかな。人相悪めのほうがバリエーション出しやすそう。

そういえばアニメのMIXの次回予告(ロングバージョン)で、昔の投馬と投一郎がビデオの上杉達也を見てるシーンでKATSU!の岬と内田が頭をよぎってしまった。あだち漫画でキャッチボールといえば達也と和也だけど、KATSU!の2人のも好きだったな。変なの同士で…

個人的にあだち充漫画だとタッチ・H2・クロスゲームがトップ3。次点がみゆきで、その次がKATSU!。その次がラフ。実は意外と多い引き出しや作品としての完成度の高さを見せてくれる力は読み切りの方が高く感じるけど、連載はキャラを追っかけるの含めて魅力だ…

さらざんまいはちゃんと作品的に成功して女性ウケするようになっているほど自分には話題に出しにくい作品になるだろうけど、どう転んでも楽しめることには間違いないはず。中学生の3人の関係は友情メインだろうし。

幾原監督の輪るピングドラムは、色々な意味で鉄道をモチーフに組み込んでいて銀河鉄道の夜もそこに含まれているだけに、(ザネリ→)サネトシの意地悪にめげず(ジョバンニとカムパネルラ→)ショウマとカンバが天上ゆきの緑色の切符を分け合う話だったと見る…

Wikipedia:ネタバレ - Wikipediaja.wikipedia.org Wikipedia:あらすじの書き方 - Wikipediaja.wikipedia.org Wikipediaは百科事典であって紹介記事ではないのでネタバレを避けてはいけないのだそう。特に核心に関わる部分はちゃんと書く必要があるらしい。も…

マグメルのアニメを見た。まあ、アニメ化ってこういうものだよね。 つかみを最悪にしてでも原作の第2エピソードを最初に持ってきたのは、露悪売りとたぶん原作のヨウとゼロの出会いの回を最終回にするためかな。次回は原作にもあるエピソードだけど、オリキ…

タッチの連載終了は1986年で甲子園優勝も1986年。MIXはそれから26年後の2012年に現実でも作中でもスタート。だから普通に考えれば作中の現在は2015年。甲子園出場は2015年か2016年になるはずだけど、さらっと現実の時間軸に合わせてきそうな気がする。こうい…

あだち充作品って失恋した男の格好良さにかなりこだわる作風。ぱっと思いつく限りでもナインの倉橋、ラフの緒方や仲西、クロスゲームの東。H2に至っては主人公の比呂がその役回り。生きていればタッチの和也もそうなれるはずだった、というのが悲劇だ。

新海誠監督の映画って、恋愛の切なさというより失恋の自己陶酔じゃないかと揶揄されることがあって、作家性の核に近い部分だけに賛否の分かれるポイントでもあるんだけど、自分は好き。でも失恋の先に進んだ君の名はも好き。新作の天気の子はエンタメ系らし…

そういえばタッチの原作のファンにとって、達也に和也の影かかぶさるのは最も感動的かつ悲しい場面でもあるんだけど、アニメ版寄りのファンだとピンと来ないかも。アニメ版だと和也の扱いがだいぶ違う。たぶんスタッフの価値観が影響してる部分。死者に対す…

MIXのアニメ面白かった。良かった。確実に11巻までやること限定の脚本の再構成だから、締めもそこかな?上杉達也のビデオ映像で始まったり(個人的には漫画に合わせて達也の顔は映さないで欲しかったけど)、ナレーションでの補足が多めだったりするのも、MI…

「上杉達也は浅倉南を愛しています。 世界中のだれよりも。」 第256話(よびだしベルの巻) という上杉達也から浅倉南への河原での告白は、名ゼリフの多い『タッチ』でも特に有名なセリフ。 『H2』では橘英雄が雨宮ひかりに海辺で 「だれよりも雨宮ひかりが…

「できることなら… 甲子園だけは和也にいかせてやりたかったな…」 第254話(大丈夫、大丈夫の巻) っていう上杉家の親父さんのセリフが、和也と南の関係の全てだったと思う。自分も南に思うところはある方だったけど、このセリフを読んで一気に氷解した。 「…

マグメルの78話(条漫版で79話)の扉絵のギョッとするメタネタって、条漫版を読む限りではやっぱり漫画家の白送命(ムダジ・ 表記揺れで白送死)のネタだったみたい。白送命・白送死って無駄死にって意味で、それ込みのネタだから若干ややこしい。ムダジのネ…

作中でいじられキャラだったり逆に優等生キャラだったりすると、現実でいじりネタが定番化してしまうことは多い。個人的にはあんまり好きじゃないネタもある。でもウケてる人もいるんだし、結局作中でのキャラ描写がちゃんとしてればそういうものとして流す…

あだち漫画でヒロインが一途だったり途中悩んでも自分で相手を決められるしっかりしたキャラなのは、物語の盛り上がりに男同士の対決を使うのとワンセットかな。スポーツ抜きで完全にラブコメのみゆきも、話の中身はどちらのみゆきを選ぶかで進むけど、最後…

タッチの浅倉南は一途な方なのに「思わせぶり」ってリアルで言われることが多すぎて見ててちょっと嫌な気分になる。創作のキャラにかわいそうって言うのはなんか違うかもしれないけど。いい子ちゃんぽさにイラつく部分があるのはわかるんだが共感を誘うネタ…

沈黙が情報になるという有名な話。 【話題のクイズ】自分の帽子の色が分かるのは一体だれ? | ロケットニュース24あるTwitterユーザーが投稿したクイズが、現在注目を集めている。その話題のクイズとは、以下のとおり。 クイズ「自分の帽子の色が分かるのは…

間テクスト性でいうと、真っ先に思いつくのは『君の名は』の最後の場面。『秒速5センチメートル』を知っていると感慨もまたひとしお。『君の名は』のこの批評はそれ以外の間テクスト的な連続性の解説も含めて丁寧で面白かった。 恋する彗星――映画『君の名は…