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色々な雑記。

第4話の高皓光の独白。

这里既然有涅槃尸作祟?
我怎会坐视不管?
因为…
我厌恶这帮家伙,把人当做食物的嘴脸!
让你们尝尝身为人的尊严,身为人的铁拳!

ここが屍者に祟られているのか?
ならこの高皓光が黙ってみてられるか!
だって…
俺はこういうヤツが大嫌いなんだ、人は食い物だって面構え!
人としての尊厳と人としての鉄拳をお前らに味わわせてやる!


高皓光にとって「人として」というのは重要ワード。
どうも高皓光は正義感が強い上に、屍者=悪で人間=善という思い込みが強すぎたらしい。そのせいで黒山村では乱世では珍しくない人間の悪事を過剰に憎んだ。身内だけを庇い他人を犠牲にした村人を、畜生・家畜・獣呼ばわりしてしまった。その点は思い直したけども白小小を止めきれず、白小小は人間を大量虐殺して人としての道を踏み外してしまった。ただ、白小小は自分の意思で復讐をやめられたのだから、人間として死ねたはずだ。
黒山村編では、屍者が化け物として人間を餌食にするだけでなく、人間も家族を思うあまりに他人を犠牲にしてしまうことがあると描かれた。高皓光は悩んだ末に人間である自分には人間を裁く権利はないと考えた。だが人間である白小小が人としての道を踏み外すことにも、人としての道に戻ることにも、深く関わることができなかった。
三川編では、人間を餌食にする屍者にも、人間としての心を失っていない者がいることが描かれている。