メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

とりあえず、人間を木と同等、もしくはそれ以下に扱うことは人間としての尊厳を無視している。人間は束縛から解放されなくてはならない。 黒山村編は高皓光が白小小に一目惚れする話だったら、違和感の大半が解決できていた。もしくは家族の誰かの面影が重な…

日月同错の根本的なテーマは、黒山村編で高皓光が言及した人間の尊厳のようだ。 中国は社会主義国で、社会主義・共産主義は資本主義より人間の尊厳を尊重し、平等で政治的に正しい共同体を実現するためにつくられた思想だ。日月同错のテーマは中華人民共和国…

黒山村編はテーマが意識高い系なのに描写が追いついてないところが多い。そのせいで復讐ヒャッハーな意識低い系の癖にいきなり白小小が死ぬみたいな謎の展開に見えかねない。日本語版はなおさらグチャグチャだし。 中文版によれば、白大は瀕死の状態で数日山…

第4話の高皓光の独白。 这里既然有涅槃尸作祟? 我怎会坐视不管? 因为… 我厌恶这帮家伙,把人当做食物的嘴脸! 让你们尝尝身为人的尊严,身为人的铁拳! ここが屍者に祟られているのか? ならこの高皓光が黙ってみてられるか! だって… 俺はこういうヤツが…

第4話で白小小が語った黒山村の背景。 是很久很久以前的事情了, 那是个比当今还要纷乱的世道, 但处于深山中的黑山村村民。 却有着外界不敢奢望的安逸。 ずっとずっと昔のことです。 それは今以上に動乱の時勢でした。 しかし深い山の中にある黒山村の村民…

幽遊白書のラストあたりの話は厨二病丸出しで大好きだけど、提起した問題はほぼぶん投げてた。でも幽助魔族の血が目覚めた幽助が人間社会と距離を感じるようになり、他人との関係に悩む、みたいな感情の描き方は丁寧だった。幽助は魔族の血が目覚めて感じる…

HUNTER×HUNTERは主人公のゴンが比較的善悪に無頓着で、過去が真っ黒でも自分が気に入ってこれからまずいことをやらないならオールOKなのが最初から徹底している。これもまたわかりやすい。そもそもハンターってのが、周りを泣かせてでも自分の望みを自分で掴…

ストーリー全体の縮図になるエピソードがある作品の例でいうと、最近の作品なら鬼滅の刃の那田蜘蛛山編は話題になっただけあって上手く出来ている。

三眼が最期に木のことを考えたシーンは、木と白家を重ねたのか、大義に殉じた者が最期に私情を自覚して心残りを感じたのか(陳腐なところだと、儂は主君に尽くして死んだから後悔はない…いや娘の嫁入りだけは見たかった…的な)、どちらとも言い張れそうな感…

日月同错は閉じて停滞した世界が外と繋がることで進歩していくということがテーマのひとつだ。ただ、初っ端から主人公が大きすぎる失敗をやったせいで、余所者が物事を下手にかき回したばっかりに酷い結末を迎えたように見えかねないところは危ない。主人公…

忠臣蔵は事件の直後から判決に文句があるなら吉良邸に討ち入りせず幕府を攻撃しろという意見も出ていたそうだ。自分もそれが正論だと思う。ただ、筋が通ってるのはそっちでも、現実的にまだやれそうなのは吉良邸討ち入りのほうだったろうな。

生き物の命は大切だけど自分はヴィーガンじゃないし、人間は殺すべきじゃないけど自分は死刑制度反対論者じゃないし、戦争は良くないし平和憲法の日本に生まれて良かったと思ってるけど世界からいきなり戦争をなくすのは無理だ。非現実的な理想は宗教家や思…

昔の日本の喧嘩両成敗法は、無許可で仇を討った人間も仇とされた人間も全員処罰するという荒っぽい法律だ。自力救済の禁止。勝手にやり返さずきちんとお上に届けた人間は有利なお裁きをもらえる。江戸時代でも、届け出て許可の出た仇討ちなら合法になる。社…

今までセリフ抜き出しサイトが発信者情報の開示命令さえ出ていなかったことに驚く。著作権法的には当然だし、この判決は間違いなく大きな前進だ。だからもしこのサイトが抜き出しすぎで引用の要件を満たしていないと警告を受けたらすぐに消します。

三眼は普通の人間なら食べてもいいが、特別な人間(恩人の子孫など)は食べてはいけないと考えている。 趙炎・上官宵は普通の人間は食べてはいけないが、悪人なら食べるのは仕方がないと考えている。 どちらも犠牲を出し続けることに開き直っていて、本当に…

三眼が最期に見た木が比喩である可能性について考える。そうである場合、一千年前に三眼が動けるようになってすぐ苗木を植えたことや数百年に一度目覚めて苗木を見に行っていたことが、黒山村の隣村に住む白大の妹の子孫三眼が見守っていたことに重ね合わさ…