メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2数詞 慣用的語句中では‘一千’の‘一’を省き単に‘千’と言うことがある. 用例 产量突破千斤=収穫が‘千斤’(500キログラム)を突破した. 千分之一=1000分の1. 千米赛跑=1000メートル競走. 中国語の数詞はサイトによって書いてあることが違ったりしてやや…

法屍者は自分の記憶を法力に乗せて生者の意識にぶち込める。生者は意志で弾いたりできないようだ。三眼が白小小に「はい」と言わせることにこだわったのは、あくまで白小小の手助けをするという形式を守りたかったからだろう。そうしないと借りを返したこと…

日本語版と混同して勘違いしていた部分に気付いた。 中文版だと三眼はかつて自害に追い込まれたことを言葉にしていない。 第6話で三眼が自分の傷について語っていた部分は2ヶ所ある。 1つめ (日) 「笑ってくれていいけどこれは千年前にやたら強い法師につ…

三眼の貸し借り勘定 ①西暦524年頃に、約200歳の三眼が黒山村で屍疫を蔓延させる→貸し借りなし 三眼は西暦1906年時点で生きず死なずで1600年と発言。生前を含んだカウントかは不明。法屍者なので生前は求法者。深い山の中の黒山村に現れるまで何をしていたの…

捏ねくり返そうと思えば捏ねくり返せるけど、西暦1906年の三眼が言った「活了或者说不死不活了一千六百年(生きてというか死なず生きずで千六百年)」はおおよその屍者歴が1600年ということでいいと思う。三眼は人間としての名前も忘れているくらいだし生前…

計算ミス修正。 第6話の自己紹介によれば西暦1906年の三眼は「活了或者说不死不活了一千六百年(生きてというか死なず生きずで千六百年)」。南北朝時代(おそらく西暦524年)に黒山村に現われるまでの約200年間に何をしていたのかは不明。法屍者なので生前…

輪るピングドラムのこどもブロイラーは明らかに比喩というか社会の縮図的な存在だな。ファンタジーやSFでなくマジックリアリズム的なガジェットだ。 シーンの意味合いで言うと、もののけ姫でサンがアシタカに口移して干し肉を食べさせるのは実質的なラブシー…

黒山村編は「村から出る」がキーワードだったら、村人を皆殺しにしても村から出たことにはなったと思う。でも中文版だとキーワードになっているのは「山から出る」だ。村人を皆殺しにしても山からは出られない。もちろん木も山から出られない。ついでに言え…

AKIRAは漫画も映画も好きだ。でもここに鬼滅や千と千尋よりもという余計な一言をつけた途端に面倒くさいことになる。

黒山村編はご都合すぎてどうかと思う部分もあるけど 、中文版なら一応エピソードとして筋は通っている。回収すべきなのにし損ねて取り残された伏線はない。運命どうこうの部分は後々に回収する部分だ。ぼかしすぎて意味不明になっている部分も特にない。木は…

鬼滅の刃の無惨は自分と境遇の似ていた累を贔屓していたけどあれは愛情とは違う。むしろ自己愛の一種だろう。あの世界はシビアだけど愛も多めなので、自己満足と思いやりの違いに対する判定は厳しめになる。 日月の三眼が自分の植えた苗木対して注いだ愛情は…

唉! 还是输了, 咱一眼就能从中认出你。 一千年前咱刚可以行动时,就种下的你。 每几百年醒来一次对着你发呆, 发着发着长这么大了… 啧啧… 可 惜, 咱还是没…活过你呀。 一千年前咱刚可以行动时,就种下的你。 每几百年醒来一次对着你发呆, 发着发着长这么…

村人を皆殺しにする=山から出る、ではない。先祖の恩讐を捨てる=山から出る、のはず。白小小のセリフ的にも、白小小の母親のセリフ的にも。 要するにあれだ。別作品だけど進撃の巨人の「…… 森から出るんだ 出られなくても… 出ようとし続けるんだ…」と似たよ…

もし白小小が村の子どもたちまで殺していたら高皓光はどうしていたんだろう。その時はあの4枚の護符で白小小を殺すしかなかったかもしれない。白小小が借元真目で子どもたちと高皓光たちの動きを止めたまま走って逃げようとした場合ならどうしただろうか。借…

日月同错には屍者が食った人間の記憶を獲得できるとかの設定はない。もしあったら第1話の屍者が師匠の師匠や兄弟弟子たちの集合体になってしまう。それに屍者に対して求法者が秘密を守れなくなるので、大規模な作戦行動を取っているときは求法者が敵に食われ…

三眼は静かに長生きすることを望んでいた。趣味が苗木を植えることだというのも、そうした価値観を反映している。木は1つの個体が静かに長生きする。苗木は三眼にとっての理想の自分を投影した分身というか、子どものようなものだろう。苗木に対する愛情は貸…

咱本身虽然会时不时抓取村民或者马贼来用。 但会刻意避开还存有白大后人的那个村子。 但想不到,天意弄人。 周围几个村子的人有老一辈看出了有涅槃尸在杀人。他们为了祸害不引到自己家族。 特意呼唤了咱,说可以定时献出些祭品来交换他们的安全。对于本身也…

南北朝時代、三眼は白大の代わりに黒山村の村人百人近くを殺害した。白大の死体は(白大の死体や他の死体を使って?)埋葬した。その後千年以上はほとんど休眠していた。動けるようになってすぐに苗木を植えたり、数百年に一度目覚めては苗木のところに行っ…

黒山村では三眼の方から村人へ生贄を差し出さなければ皆殺しするという脅迫をしたと言われていた。白小小もそう信じていた。三眼は怯えるべき存在だという認識が当時の村にあったことは明白だ。村長が三眼を素晴らしい存在として語り村人がそれに異を唱えな…

マキャベリはルネサンス期の外交官だから、市民革命後の世界を知らない。『君主論』の「流血の騒ぎ─人を殺す─をどうしても起こさなければならないときは、適当な口実としかるべき理由のもとでやるべきである」という言葉の理論は正しくても、その「しかるべ…

現実主義な政治思想家のマキャベリ曰く、 それにしても、君主は、たとえ愛されなくても、人から恨みを受けないようにして、恐れられる存在にならなければならない。つまり、恐れられることと、恨みを買わないこととは、りっぱに両立しうるのである。これは、…

一見傍若無人で自由に思える存在が実は一番自由を奪われているというのはよくある皮肉だ。最近の漫画だと鬼滅の刃も進撃の巨人もそうだ。 日月同错も大きい括りではこの中に入る。より正確には人間も屍者も同じように縛られているって感じか。そしてその根本…

進撃の巨人は概ねいい意味で期待どおりのビターエンド。それでいてところどころおっと驚く部分もある。わかりやすさが求められるエンタメ面と、答えの出ない答えを探すテーマ面の両方が味わえた。これができる作品はそうそうないぞ。

倫理学的には常により良い選択を探し続ける姿勢こそが倫理的だとかなんとかそんな感じ。 一応二重結果論的には、狭義の生贄は許容されない。でもやむを得ず消極的に見殺しにするのか、積極的に殺害するのかの判別は難しい。戦争で、敵の軍事施設を破壊するた…

結合双生児の分離は二重結果論的にはどう判断されるんだろうと思って検索したらいいサイトが見つかった。 これは片方が比較的健康でもう片方が明らかに健康ではないケースだったから親の同意を得ない分離手術が認められた。2人とも同じくらい健康な場合はま…

日月同错はループものでも並行世界ものでもない。だけど時間の隔たりを超えて因果をつなぐ三真同月令というガジェットによって、それに近い構造を作り上げている。余計に複雑というか、良くいえば奥深くて悪くいえばゴチャゴチャした構造になっているけど。

日月同错は基本的に残酷な運命に抗う話のようだ。でも運命は残酷なばかりでないという点も描いているから話がややこしい。だからこそ主人公・高皓光が灰色とされているんだろうし。 まず第1話では運命や恩返しの肯定的な面が描かれている。高皓光は三真同月…

人間が何を倫理的だと感じられるかという思考実験で有名なものにトロッコ問題がある。多くの人間は、5人が横たわる線路へ暴走トロッコが突入するのを防ぐために線路の切り替えスイッチを入れた結果、切り替わった線路にいた1人が轢かれてしまうのは、倫理的…

三眼が二度目の自害の時に何を考えていたのか が自分なりに整理できた。 まずそこに至るまでの流れの整理。白大の村人に対する復讐とは、村人を救おうとして自分が出した成果をなかったことにしたいというものだった。白大は村のために家を留守にしたのに、…

黒山村編を考えるにあたって、損得や恩讐、貸し借りに基づいた義理と、無償の愛情を別の物としておく。恩人を優遇するのは義理で、ある人の恩人になったあともさらに見返りを期待せずに恩を施すのは愛情だ。実際はそうそう分けられるものでもないけど、ある…