メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フィクションの裏を読もうとしすぎるとお化け屋敷の舞台裏に突入するようなことになる。 進撃の巨人では王政に逆らった非エルディア人はアッカーマン家と東洋の一族だけだとされている。素直にそう受け取っていいはずだ。最も外側のウォール・マリアが破壊さ…

もし王政議会がロッド・レイスの妻子が殺されたことを知った後でケニーにアルマとヒストリアを襲撃するよう命令したのだとする。その目的がレイス家の力が奪われたの幸いにレイス家を議会の傀儡にすることにあり、そのためにヒストリアの命は議会が握ってい…

壁内の非エルディア人の貴族は100年以上前に初代王に従うことを選んだ人々の子孫だ。壁外に留まっていてもエルディア人に取り入った罪で迫害される立場だったのだろう。侵攻に対しては地鳴らしで報復するという初代王の言葉を信じたのかもしれない。 非エル…

第69話を見る限りでは真の王の中心に行われる礼拝のような儀式が存在するらしい。真の王とは初代王の力と記憶を受け継いだ者だ。

壁内人類の真の王は理論上すべての壁内人類の記憶を操作することができる。しかし王の力を継承した者は、病的な程の平和主義者とはいえ、一応は人格者の記憶を植え付けられる。そのため政治の場で記憶改変の力が使われたのは壁内の歴史のごく初期に限られる…

進撃の巨人で壁内の王の力の継承者が求心力を失っていた時期は存在しない。まず王の力はすべてのエルディア人の記憶を操作することができる。貴族はエルディア人でなく記憶操作の対象外だが、圧倒的多数派のエルディア人を操作することでいつでも弾圧できる…

週刊少年ジャンプは典型的な攻めの姿勢の雑誌だ。連載のひとつひとつで考えれば、過半数が挑戦に失敗して1年以内に打ち切られる。編集会議ですべての連載に対して勝算を確認していてもそうなる。しかし挑戦に成功して1年生き延びた連載は大半がヒットする。1…

二倍体の生物は、雌雄のそれぞれが減数分裂によって2のn乗(2の染色体組数乗)の組み合わせがある配偶子を作り出す。ここまでは中学の生物で習う。でも減数分裂時にさらに遺伝子の組み換えによって多様性を高めることとか、適応度とか包括適応度とか血縁度と…

ヒトは両性生殖を行う染色体が二倍体の動物だ。同父母から生まれた兄弟の場合は理論上染色体の1/2が共通することになる。だから同父母から生まれた兄弟の血縁度は1/2となる。両親が同じなら遺伝子は同じで血縁度が1というのは遺伝子や血縁度の概念を誤解して…

自然選択という言葉がある。生物は強いものが選択されるのでも多くの子種をばら撒いたものが選択されるのでもない。子種をばら撒けばいいのなら億単位の受精卵をばら撒くマンボウにヒトは負けている。自分の子孫を生き残らせ、その子孫がより多くの子孫を生…

相棒の杉下右京の推理を思考停止で持ち上げるのが権威主義。杉下右京の推理を検討する価値が高いものと判断し、検証を行った結果正しいと認めることは権威主義ではない。 杉下右京だって致命的な見落としをしてしまって「僕としたことが!」と言うことはよく…

若い頃は国家のために見を粉にして働き、リタイアする年齢になったら国家に負担をかけないためにすぐ死んでくれ、と言われて、やる気を出して働ける人間はごく一部の思想の持ち主だけだ。自分の子供のことを考えたら、子供までそんな目にあわせたくなくてな…

優生学・優生思想は大雑把にいうと「遺伝的に劣った貧乏人の子沢山を権力が介入してやめさせるべき」もしくは「権力が優れていると認定する人間がより多くの子孫を残せるように権力が介入すべき」ってことだ。成功した人間が金持ちになるのを止めろとか、成…

権威と権力はイコールではない。例えば相棒の杉下右京の推理には警察関係者の誰もが一目置いている。杉下右京は推理の権威だ。だが杉下右京は時として警察に都合の悪い真実まで明かしてしまう。性格的にも組織だって行動することが難しい。そのため特命係と…

陰謀論に走りすぎるのは問題だけど、現代でも弾圧をしているところがないわけじゃないから、話はややこしい。少なくとも北朝鮮なんかはどう考えても権力が民衆から思想の自由を奪っている。現代だとそれなりにでも差別的な弾圧があったら大問題だ。 中近世は…

天動説・地動説といえば『チ。―地球の運動について―』は面白い。チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)作者:魚豊小学館Amazon天動説が信じられている時代に、積み上げた研究と学識を元に地動説を証明しようとするストーリーだ。現実だとあそこ…

料理漫画だと、美味しんぼみたいなどちらが正しい食かを競う料理バトル漫画はわかりやすく面白い。ぶっちゃけ自分は美食家ではないから架空のスポーツを見てるのと大して変わらないんだけど、現実が元ネタなだけに駆け引きに厚みと深みを感じられる。でも深…

ネットだとよく基本ができている人間があえてやるのが型破りで、基本もできていない人間が何もわからずにやるのが形なしだという話を見る。出処は歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎か落語家の立川談志らしい。 この例だと、美味しんぼの山岡士郎は明らかに型破…

料理バトル漫画とかの採点競技に近いジャンルだと、実際は個人の好みの違いが大きい部分にまで優劣の「正解」があるように描写しないといけない。だからそれっぽい薀蓄が重要だ。例えば美味しんぼだと序盤でアンキモはフォアグラよりも明らかに上だと断定し…

怠慢なだけの人間を容赦なく批判できるようになるという点で、機会の平等と知識の開放は絶対に成し遂げられるべき。

広義の芸術は大好きな人間だけど、狭義の話なら芸術家より芸人や職人のが好きだ。ピカソより普通にラッセンが好き。ピカソの絵の良さをわかってないのにわかったふりをするのは失礼な気がする。でも何が芸術として評価が高いかって知識は一般教養として覚え…

最近漫画でぐだぐだ考えすぎて面白いけど疲れる。並行してヤンジャンアプリの水戸黄門メソッドのスーツ漫画を読んで癒やされてる。美味しんぼメソッドともいう。ファッションのファの字も知らない人間だから逆に気楽だ。作者は大昔に週刊少年ジャンプで面白…

黒山村編の村長はそれなりに哀れだと思ってるけど、かといって実は尊重の暴言はすべて白小小が運命に反抗する意志を固めるためのあえての暴言だった、村長は生まれた時から同じ村で成長を見守ってきた白小小に同情していた、みたいなトチ狂った解釈はできな…

ネットで謎の炎上が起きているので、頭が謎の人間にならないための情報の整理。 ① 商標は登録された区分にのみ効力を発揮する(異なる区分でも登録商品・登録役務に類似すると定義された商品・役務で同様の特許申請が行われた場合は登録されない)。例えば、…

進撃の巨人のレイス家について少し整理。 ニック司祭の発言、教会で盗み聞きしたというユミルの証言、ケニーの発言、この3つの内容を合わせて考えると、ヒストリアが10歳の時に暗殺されかかったのは、ロッドがヒストリアを家に迎えようとしたのを王政議会が…

進撃の巨人のアクションって立体起動装置もカッターみたいな刃も人体の強度も現実的ではない。でも漫画もアニメもアクションにリアリティを持たせる描写が抜群にうまい。立体起動装置を使って人間が巨人に立ち向かうというストーリーもヒロイックだし、各登…

スポーツ未経験者でもスポーツ観戦は楽しむし、あそこでああしたらとかここでこうすればくらいは的外れでも楽しく語ったりする。でも練習中は水を飲ませるなとか、足腰のトレーニングにはウサギ跳びが最適とかの野次を今どき飛ばす人がいたら、さすがに無益…

種、亜種、変種、品種の区別がついていない人がネットで優生学もどきを語っていたりするのを見ると、生物の授業を真面目に受けている人ってあんまりいないんだなと思う。他のことに努力したならそれはいいけど、生物として優生学は正しいみたいなデマに引っ…

ホモ・フローレシエンシスなんていう成人の身長が1mちょっとしかない人類がつい5万年前まで生きていたというのは面白い。ホモ・サピエンスが生まれたのは20〜30万年前。

この世で起きることにはどんなに突拍子なく見えることにもすべて脈絡がある。でも1人の人間がそのすべてを知ることは不可能だ。うっかりすべてをわかった気になると陰謀論者になったりトンデモ論者になってしまう。自分にはこう見えるけど無知なだけで別の背…