メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ネットの情報は玉石混交だ。個人サイトならなおさらに石が増える。でもきちんとした大学の教授や准教授が自分の専門分野について書いているサイトなら、並の書籍よりはよほど信用できる。 専門的で見慣れない用語も多いけど、そういうのを調べるのも楽しい。…

藤野の駄目なところは正直身に覚えがあるから、無意識に目をそらしたまま読もうとした感はある。悪役が自分と似たようなクズだと似ていれば似ているほど容赦なくクズクズ叩いて気持ち良くなれるけど、好感を持った主人公に自分と似たような欠点があるとこの…

『ルックバック』の意味の1つは「Don't look back in anger」、「怒りとともに振り返ってはいけない」。 Oasisの曲の「Don't look back in anger」はイギリスで自爆テロが発生した際に鎮魂歌として歌われた。 『ルックバック』は内容が内容だけに、怒りや憎…

ルックバックの読み方を抜本的に見直し。 あの世界は並行世界かつ藤野はああした内容を想像すらしていなかったと読むのが良さそうだ。

最後の4コマと学年新聞は内容の見せ方が似ているから、やっぱり4コマも白紙じゃない気がしてきた。ルックバックはかなり省略する漫画というか、学年新聞が白紙に見えるコマが多かったりするから判断が難しい。行き着く先は1つだから途中が2通りの解釈できて…

進撃の巨人の終盤では光るムカデが巨人化の煙を噴出し、皆がその煙を吸ってしまう。その最中リヴァイが「アッカーマンと巨人の力を持つ者は例外だろ」と言い、やむを得ず、無垢の巨人になってしまう仲間を残して巨人にならない人間たちがその場から離脱する…

前の投稿の訂正と補足。

こういう、生きていくのに必要のないことになぜ人生の喜びがあるのか、みたいなテーマの作品は大好きだ。 たっぷりとしたセリフのないページに情感が溢れている。 タイトルのトリプルミーニング(ネット情報によればクアドラプルミーニング)が綺麗に決まっ…

アッカーマン家の実態は掴みにくい。アッカーマン家自身が自分の家の歴史を失っている。マーレの科学で明らかになっている部分もあるかもしれないが、作中ではその情報は不確実な形でしか開示されなかった。 まずアッカーマン家が始祖の力による記憶操作の対…

アッカーマン家は一応エルディア人だけど、始祖の力で記憶を改変されることがない。巨人化薬を経口摂取しても巨人にならない。東洋人も基本的には記憶改変の対象外で巨人にならない。だがミカサの母の家系にはごく僅かにエルディア人の血も混じっているはず…

進撃の巨人のエレン・ロッド・ヒストリアの関係は終盤のエレン・ジーク・ユミルの関係の前振りになっている。また、ロッドに対してヒストリアたち調査兵団が下した決断も、終盤のエレンに対してミカサやアルミンたち調査兵団が下した決断の前振りになってい…

もし845年時点ではレイス家に分家が存在していて、850年までのまでの間(例えば847年)にロッドが滅ぼしたのなら、ロッドは娘を13年後に死ぬ巨人にするために親戚を皆殺しにしたことになる。

ヒストリアの家に関する言及は初期とそれ以降で少し食い違っている。たぶん設定を連載中に少し変えたようだが、ウォール教聖職者の間で少し誤解のある噂が広まっていたと考えてもおかしくない程度の違いだ。 まず第37話でニック司祭は「その子は… 3年前より…

もしレイス家の分家が壁内に存在するなら、獣の巨人を女王であるヒストリアに継承させようという計画が持ち上がるとは考えにくい。その分家の人間に獣の巨人を継承させて「王家の血を引く巨人」をつくってしまえばいいからだ。 始祖の巨人を王家の人間が継承…

落語の頭山は奇想天外なアイディアで楽しい。でも相棒でいきなり頭山みたいな物理を捻じ曲げるトリックが繰り出されたらスタッフの健康が色々と心配になる。頭山じみたトンデモ物理法則を売りにしているトンデモ推理ものもあるけど、それはそういうのを成立…

相棒くらいのリアリティの作品でバレバレの変装をしているキャラが出たとして、顔見知りが誰もそれを指摘しなかったとしたら、それは正体に気付いたけどあえて指摘しなかったと受け取るのが普通だ。アニメのポケットモンスターくらいのリアリティだと、ロケ…

作品を真面目に読むのは好きだけど、ありもしない読み方をお互いにわかってるネタ以外で捏造するのは嫌いだな。エヴァを意味不明に深読みしまくって、深読みが外れて怒ったりとかそういうの。例えば、エヴァは雰囲気作りで宗教用語や心理学用語を多用してい…

自分たちが生きるために他者を殺すのは生き物として根源的な行動だ。人間は人間だから生き物らしく生きるだけでは駄目だけど。正当防衛や緊急避難を主張するにも他に手がなかったことを証明する必要がある。自分や身内に命の危機が迫っているわけでもないの…

多角的な視点を書こうとする作品はうまく仕上げるのが難しいけど志が高いことは間違いない。日月同错の黒山村編は、白家の人間も、阿毛の母親をはじめとするそれ以外の村人全員も、人間の一人一人の気持ちが同じだけ尊いからこそ起きる悲劇を描こうとしてた…

Authoritarianismの意味する権威主義は政治的な分野では独裁主義と重なる概念だ。Authoritarianismを独裁主義と訳す場合さえある。強い個人である独裁者は権威の強力な源泉になる。 既存の権威を否定することが必要な情勢でも、行き着く先が独裁や個人崇拝で…

権威について最近触れたので意味を整理。 とりあえず日本語の権威の意味はこうだ。 デジタル大辞泉「権威」の解説 けん‐い〔‐ヰ〕【権威】 1 他の者を服従させる威力。「行政の権威が失墜する」「親の権威を示す」 2 ある分野において優れたものとして信頼…

進撃の巨人のエレンは仲間を守るために仲間と比べ物にならないくらい大量の人間を殺すという決断をした。まともな判断ではないし、まともな人間にできる決断でもない。実際、エレンは自分で自分のことを許されないと語った。それでもそれまで十分に他の方法…

黒山村編だと、私情やら諸々のしがらみで殺人を止めることができなかった村人の大半や高皓光は悪い意味で普通。高皓光は主人公なのに悪い意味で普通でいいのかってのはあるけど。力は及ばなかったが白小小を止めようとした黄二果はいい人だ。白家に犠牲を押…

ほぼ再掲 人間が何を倫理的だと感じられるかという思考実験で有名なものにトロッコ問題がある。 多くの人間は、5人が横たわる線路へ暴走トロッコが突入するのを防ぐために線路の切り替えスイッチを入れた結果、切り替わった線路にいた1人が轢かれてしまうの…

日月同错の連載予告が腾讯动漫に掲載されたのが2019/09/07。連載開始が2019/09/17。 2020/09/10に三川編最終話の「第三十八回 三川落幕」が掲載された後は评分(評価)の数と收藏数(お気に入り数)がよく伸びた。それだけ「第三十八回 三川落幕」の評価が高…

日月同错の高皓光と姜明子については心の底からどうかと思っている。でも原作はそれなりに筋が通った話なんだから、日本語版が誤訳で勝手にストーリーを変えている方が悪質だ。一応三川編では黒山村編の失敗をバネにした活躍をするわけだし、三川編は素直に…

進撃の巨人のガビはウザがる人が多いタイプのキャラだなってのはすぐにわかる。まどマギのさやかとかも。でも自分はこの2人はウザキャラポジションだとは思ってもウザいと感じたことはない。2人をウザいと思っている人だって、そのウザさが傑作にとって必要…

既に否定された学説を盲信している人間っていうのも単なる権威主義だ。新しい学説を唱える人間は自分自身の積み上げた学識・実績・理論によって偽物の権威を打ち崩さなければならない。 自分の努力によって勝ち取った信頼は自分自身のものだ。

権威主義的な作品っていうのは、人格がクソガキの無能で大きな被害を出す要因になったにも関わらず、主人公は何もせずとも運命で三真同月令に選ばれし者という肩書きを持っていて、最終的には世界を救う地位に就くことが決まっているから、現状は大目に見て…

ケニーはウーリの力をフリーダが受け継いで以来、自分がその力を受け継ぐことに興味を持つようになっていた。レイス家の継承の儀式に乱入する気満々で対人立体機動部隊を創設するほどだ。それは壁が破壊されてから2年後でエレンやヒストリアが調査兵団に入団…