メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ネットで文章書いてると難しいのが文体の統一性。自分の文章がこなれてないのはわかってるから、ブログは文体の自由度が低い代わりにごまかしのきくですます調で統一したけど、メモはですます調も変だろうと思って口語調にしようとしたせいで砕け過ぎたり固…

文化っていうのはある文化が好きな人間には1つ前の文化がすごくダサく見えるものらしく、80年代の文化が好きな人間は70年の代文化を泥臭いって馬鹿にするし、90年代のイケイケな文化が好きな人間は80年代の文化をスノッブって馬鹿にするんだという。自分は80…

「ピカソ(ゴッホ)より普通にラッセンが好き」のネタのキモは「普通に」の部分。普通に好きっていまいち褒めてないよねっていう。これを芸術がわからない人間をネタにしてると素直に受け取るのか、あえて開き直った発言をすることで芸術がわからないのにわ…

自分の感性は「ピカソより普通にラッセンが好き」(永野)な感じ。ピカソの芸術作品をテレビや図録で見ると確かにパワーのある作品なんだろうと思うけど、ネームバリュー以上の本質をちゃんと理解できている気がしない。ピカソの抽象画とただの子供のラクガ…

わたせせいぞう先生のいかにも80年代オシャレなイラストが好きだ。クリアラインスタイル(リーニュ・クレール)という様式らしい。様式自体はずっと昔からあるものだそうだけど、明快な色彩感覚や線と相まって、80年代の空気感を象徴している絵柄だ。わたせ…

本当に今更ですけど萩尾望都先生の2019年度文化功労者選出おめでとうございます。 萩尾望都先生の作品だと『イグアナの娘』が一番好きです。 萩尾望都が2019年度の文化功労者に選出、マンガ家生活50年目の年に(コメントあり) - コミックナタリー萩尾望都が…

先月のゲッサンの『カメントツの漫画ならず道』番外編の森見登美彦先生インタビューが面白かった。森見先生の言う「トガり死」っていうのは面白い概念だ。「トガり死」とは「作風や作家性が先鋭的すぎるあまり一部の少数ユーザーのみにウケて社会的には消え…

あとでゆっくり書こうと思っていた感想をかなり貯めてしまっている。貯まるとと余計書くのが億劫になって、逃避としてその時思い浮かんだ別の感想を書いてしまうので、前に書こうと思っていた感想がさらに貯まるという悪循環。義務でもない自己満足だからこ…

ハーモナイズされた社会というと自分はどうしても真っ先に伊藤計劃先生の『ハーモニー』が思い浮かんでしまう。

ところで中国で11月に発売予定だった第年秒先生の短編集が「和谐(調和の意。ネットではそういう意味での強引な調和として使われることが多い)」につぐ「和谐」で発売延期を余儀なくされていると、第年秒自身の微博でアナウンスされています。 よそ様の国の…

自分の好きなものはなんでも神で崇高な存在だ。自分の好きなものがマニア受けしているときはマニア受けは素晴らしいと思うし、自分の好きなものが万人受けしているときは万人受けは素晴らしいと思う。自分の場合なんとなくの神道と仏教、クリスマス程度のキ…

作品と航空機のたとえ話の続き。 作品を戦地の飛行体にたとえるなら、映画や短期の深夜アニメや漫画の読み切りは、ミサイルに近いのかもしれない。飛ばす以前の設計と準備と出来がすべてで、飛んでいる最中に迎撃される恐れは比較的低い。設計はスピードと破…

選択バイアスについての有名な例である航空機の被弾箇所の逸話について語ろうと思って確認のために検索してみたら、その逸話が完全な創作ではないにしろかなりの部分が創作であることを知ってしまった。逸話ではよくあることだ。本当によくあることだ。以下…

漫画のマグメルというか拾又之国についてはそのうち連載が再開すると信じてるからまだ総括をするつもりはないけど 、アニメのマグメルはどうしてああいうつくりになったのか本気で気になる。まさか日本で受けるつもりであの別作品レベルの改変をしたのか、別…

シンゴジラが海外であまり受けなかったのはメインとなる日本の災害対応の部分がよくわかってもらえなかったからなんだろうけど、変に海外受けを気にすると日本でさえ受けなくなるから今の形で正解だと思う。作品を届けるターゲットを明確にすることは重要だ…

ゆるキャンの雰囲気の良さは要素のバランスの良さによるところが大きいと思う。雰囲気重視の作品は雰囲気っていう明確にしにくい部分が売りだけに良さを伝えたり再現性するのが難しい。ただ、調和を崩さずなおかつ退屈なだけにしないための要素の揃え方は最…

「ゆるキャン△」TVドラマ化!志摩リン役は福原遥、なでしこ役は大原優乃 - コミックナタリーあfろ「ゆるキャン△」のTVドラマ化が決定。テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知にて2020年1月9日、BSテレ東にて1月14日に放送がスタートする。natalie.mu ゆるキャ…

普遍的な問題に対して向き合った登場人物がその人物なりの落としどころを見つけつつ、その落としどころがあくまでその場合の答えでしかないことを示してくれる作品が好きだ。でもそういう作品に対して自分が感想を書くと褒め方が大げさになり過ぎて「人類の…

MIXだと三田亜里沙と赤井遼の2人がタッチの新田由加に比較的近いポジションのキャラかな。ただし三田亜里沙はクロスゲームで扱いきれなかった志堂理沙のリベンジキャラ要素が強いし、赤井遼はあだち漫画の弟キャラ全部入り(強いて言うならナインの山中二郎…

タッチでは浅倉南より新田由加が好きだし、新田由加より佐々木が好きだけど、MIXの時間軸で佐々木と由加に絶対にくっついていてほしいかというとそういうわけでもない。もちろんくっついていたら嬉しい。でもくっつこうがくっつくまいが佐々木が自分を変える…

落語が特にそうだけど、ギャグとかコメディってジャンル自体が現実ではどうにもならない理不尽さや他人を楽しんで受け入れるためにあるものだと思う。どこから受け入れるべき理不尽でどこからが立ち向かうべき理不尽かってのは文化や時代で大きく違うけど。…

あだち漫画は意外とスッキリしきらない部分を残す展開が多い。 タッチだと、佐々木は由加の気持ちを勝手に忖度して南の下拵えした料理の材料を処分してしまうし、真相は最後まで誰にもバレないまま。ただしバレないままエピソードが終わることを前提に、処分…

自分の場合は思い入れが強い作品のほうが細部に思い込みや勘違いをしてることが多くて、感想を書いた後にふと間違いに気付いて申し訳なくなったりする。感想を書くときは本編の確認が何より大切。

タッチの吉田は連載中に担当編集の学生時代の思い出話を聞く中であだち先生が思い付いたキャラだそうだけど、結果的にタッチのエンタメ性とテーマ性の両面に大きく貢献している。まず和也のコピーになりきってしまいかねない達也と、達也・西村のコピーのメ…

あだち漫画の好きなところは、タッチの吉田みたいに性格の悪さで自滅したキャラでも、退場する時には片思いの相手の新田由加が「ファイト。」と励ましてくれるところ。

あだち充先生は中島みゆきさんのファンだという。『みゆき』の2人のみゆきの名前は当時複数いた「みゆき」という名の女性芸能人(主に写真集のアイドル)たちから取られており、特に「鹿島みゆき(かしまみゆき)」が「中島みゆき(なかじまみゆき)」から命…

中島みゆきさんの『ファイト!』が好きだ。個人的には、この歌を聞いていると群青というイメージが湧いてくるので、少し前は特に繰り返し聞いていた。 ファイト! 中島みゆき 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索中島みゆきさんの『ファイト!』歌詞です。 / …

栃木ネタの多い九井諒子先生は出身か大学が栃木だと信じている。ソースはない。勘違いだったら申し訳ない。

ところで書く文章だと分からないけど、喋る言葉だと普通にしてるつもりでも自分は結構なまってるらしい。初対面の人からも一発で田舎を当てられてしまったことがある。なびるが方言だってのも注意されてから知った。なびるは北関東の方言でなすりつけるみた…

歌みたいに行間が多いものを褒める場合、技術的な部分に絞って語るか、なぜ自分にとってそれが素晴らしく感じられるかを説明するためにとことん自分語りをするかのどちらかの方法になりやすい。今は昔語りがしたい気分だけど、ネットの自分語りって胡散臭い…