メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2019-01-01から1年間の記事一覧

寅さんはテキ屋だから無職ではないけど当時の認識としては浮草稼業。

寅さんとかの話をして、『ダンジョン飯』のライオスも妹持ちのフーテン(無職やろくな定職に就いていない人。元は精神的にまともでない状態や人の意味)キャラだとふと思いついた。こういう属性って割と定番だな。振り切れた自由人ではないが浮草稼業で、一…

良くも悪くも有名なアニメプロデューサーで評論家でもある岡田斗司夫さんが映画『イノセンス』についてのコメントでバトー=寅さん論を展開していたように、一定以上の世代にとって寅さんは駄目で立派でいい年こいた大人の代名詞的な存在。恋で報われないか…

人類の生き方に普遍的な問題を扱う作品はあるだろうけど、普遍的な答えを出せる作品はないと自分は信じている。あるとしたら特定の宗教における神話くらいだ。神話は(教祖はいるとしても)自然発生的にできたもので、文化の共通基盤になるものだから、その…

ウテナの暁生は「男はつらいよ」ならぬ「王子様はつらいよ」なキャラ。昔は善良な王子様としての理想を抱いてみんなのために生きていたけど、耐えきれなくなりドロップアウトして王子様の力を失ってしまった。まっとうな世の中での役目を果たさずに学園の理…

今話題のポリティカル・コレクトネスという言葉。これを自分が初めて意識したのは1995年に出版された『政治的に正しいおとぎ話』という本のタイトルだ。原著は1994年にアメリカで出版された『POLITICALLY CORRECT BEDTIME STORIES』。 ポリティカル・コレク…

90年代にディープなサブカルをやっていた人たちは大変だったというネット記事。去年の。 ドラッグ・AV・死体写真etc…“90年代サブカル鬼畜ブーム”を振り返る【話者:吉田豪・久田将義・水野しず】作家で政治活動家の雨宮処凛氏が、マガジン9にて「90年代サブ…

ジョジョ四部で1番まともな恋愛描写をもらえたのは読者目線キャラの広瀬康一。主人公の東方仗助の恋愛描写はなし。恋愛描写って個と私の描写の極致みたいなものだ。主人公が恋愛に本気になると人間味が出る反面超然とした格好良さやヒーロー度は下がりやすく…

面白さってマニアックでハマる面白さと間口の広い面白さの2つあると思う。極論、マニアックな面白さっていうのはどんなに一般的には酷いとされてる作品にも存在するけど(エド・ウッド映画のマニアとか)、間口の広い面白さは絶対数で言えば意外と貴重だ。 …

ジョジョ四部が全体のストーリーとしてノッてくるのは主人公のライバル的キャラになる岸辺露伴やラスボスの吉良吉影が登場する中盤以降だけど、自分はエピソード単体だとその直前の透明の赤ちゃんを仗助とジョセフが拾う話が好きだ。シーン単体だと吉良のバ…

ジョジョ四部の吉良吉影はオタクにとってある意味理想的というか憧れの生活をしていた。 誰にも言えない趣味があるけどエンジョイしている。独身で趣味の妨げになる妻子はおらず、同居している(幽霊の)親は趣味を理解して応援してくれる。家にはかなりの資…

ネットで嫌な投稿を見た時とかは脳内でジョジョ四部の億泰(おバカ)とか、玉美(詐欺師)とか、間田(凶暴な根暗)とかに変換するとスルーしやすくなる気がする。こいつらは無茶苦茶もやるけど、リアルで関わりのない身からすれば愛嬌もあって面白いからね…

中国ではアニメの価値はそれなりに認知されていても漫画の価値はろくに認知されていないせいか、漫画はあくまでアニメの素材としかみなされず独自の魅力のあるメディアとして扱ってもらえない、という内容のウェブ記事をすこし前はよく見かけた。今だとウェ…

ジョジョのTVアニメシリーズはこれだけ続いてるだけあって基本的に出来がいい。特に一部のアニメはいまさら大して力を入れたアニメは作られないだろうと思ってただけに不意打ち的に面白くてビックリした。多分尺も予算も恵まれてる方じゃないだろうにいい感…

主人公と同格のキャラを出しても主人公の存在感が食われないための手段としてはキャラ属性を反対にするのが一般的。少年誌以外では主人公と相棒を異性にすることも多い。恋愛をやるかはさておき、とりあえず男と女ならポジションはかぶらない。 男女のコンビ…

漫画・アニメってライバルや悪役が強い分にはそれと対立する主人公の魅力を引き立てるのに使えるけど、下手に味方が強すぎると主人公との棲み分けが難しくなる。 群像劇とかはよく主人公不在と思われがちだけど、実際は区切りごとに明確な主人公のいるオムニ…

五部だと主人公のジョルノが初めから覚悟の決まってる人間だから、ブチャラティみたいな同じくシリアスめのキャラと組む時と、ミスタみたいな賑やかなキャラと組む時とでは空気感が全然違って面白かった。ミスタはあれはあれで格好良いタイプだけど、能力が…

ジョジョ四部は億泰の境遇とかよく考えるまでもなくグレートにヘビーだけど、当の億泰がそれをほとんど気にしてないのがいい意味でライト。明るい人はいい人。こういう顔がイマイチな主人公の親友キャラって主人公の存在を食わない分いくらでも性格と能力を…

ワトソン役をやりがちなキャラで重要なのを忘れてた。頼りない先輩キャラ。前書いたやつに追加しておこう。少年漫画だと後輩キャラよりワトソン役をやることが多いかも。 ワトソン役って読者と同じ目線を意識しすぎてつまらないキャラになってることも多いか…

あだち漫画はしゃっちゃかめっちゃかな人間関係を楽しむ要素が強いけど、『H2』は狙って当てに行った漫画だけあって序盤の人間関係がかなり整理されている。 主人公と別の学校にライバルとライバルの彼女兼主人公の片思いの相手がいて、主人公と同じ学校に主…

『タッチ』では、むしろ周りは達也を和也以上の天才かもしれないと評価するのに達也はそれを受け入れられず、和也が自分に力を貸してくれているから活躍できると信じることで精神の均衡を保とうとしている、というのが作品としての特徴。達也と同じく達也に…

民話でいう、試験をクリアすると魔法の手段・仲間も主人公の力として扱えるって構造は本当にほぼすべてのエンタメにあてはまる。 チームものでなく単独主人公の場合では素人主人公もので特に顕著になる。素人主人公は大抵の場合ものすごい成長スピードで経験…

主人公が条件をクリアすることでゲットした仲間の活躍=主人公の活躍っていう図式はほぼすべてのエンタメであてはまる。チームものとかで仲間集めパートが手堅くウケる部分とされるのもそのため。ゲットした仲間が順当に活躍してくれればますます楽しい。本筋…

犬は昔から人間の身近にいて強い動物なので、魔物のモチーフに使われることもあれば退魔の力のある存在として扱われることもある。犬が魔物退治に関わる昔話の例だと、『桃太郎』では犬は主人公の桃太郎のおともで、『早太郎(しっぺいたろう)』では犬は主…

アルスラーン戦記の場合、主人公のアルスラーンが序盤は未熟な分、優秀な直属の部下のダリューンにはほぼ同格の友人のナルサスを配置することで突出したNo.2にならないようにしてある。主人公の格を食いすぎないようにするための工夫。ナルサスの侍童のエラ…

銀河英雄伝説を思い出して考えたんだけど主人公の相棒キャラは ①主人公のライバルや敵として登場。反目していたが同陣営となり認め合うようになる。 ②主人公に匹敵する存在感があり最初から仲間だが序盤で離脱。相棒の不在が主人公の人生に大きな影を落とす…

文化の流行は豪華→シンプル→豪華→シンプル…を繰り返すものらしい。 日本の土器の場合は縄文土器・土偶(豪華)→弥生土器(シンプル)→埴輪(写実的でやや豪華)で以後は陶器に。専門家が見れば縄文土器や弥生土器の中でもより細かな様式の豪華さの変遷がある…

『銀河英雄伝説』のドイツ語の発音が滅茶苦茶なのは今だと有名だけど、当時としては仕方がないのだ。未来の銀河の帝国が現代のドイツ語と同じ発音をしているとは限らないし。ただ日本で英雄のジークフリートをジークフリードと間違えて書いてしまう人が多い…

言葉の定義でいうと、中二病って流行り言葉の宿命か便利に使いすぎたせいで意味が絞りにくくなってしまったところがある。 今の使い方だと「くっ…鎮まれッ俺の右腕!」みたいな痛々しい超能力妄想というかいわゆる邪気眼的なものを中二病、それに冷めて小馬…

うちの伯父はどうせ長男で家を継ぐからという理由で高校に通わせてもらえなかった鬱憤ばらしなのか、家を継いだ途端に庭に趣味のチャボの飼育小屋を建てまくって、親と大喧嘩になったという。