メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

敵が自称自然の法則な作品は結構多い。一昔前だと地球=ガイアが人類というガン細胞をアポトーシスしようとしている!みたいな作品は食傷気味になるくらいあった。だけどありふれた題材でも料理の仕方に作者や作品の個性が出る。 日月同错は中国的価値観がベ…

弱肉強食で検索したら弱肉強食な獣と違って人間の自分達は悠々自適的な文章が語源だとわかった。だから何って話ではあるが。

鬼滅の刃では弱者の淘汰は自然の摂理だと主張する鬼に対して主人公が、誰でも赤ん坊の頃は弱くて強い者に守ってもらうもの、お前だってそうだったはず、と反論する。強い者が弱い者を守り、弱い者が次の強い者となって弱い者を守るのが自然の摂理だと言う。…

進撃の巨人は最初ウケの良い要素で読者を釣ってどんどん世界の裏側が見えていく構造の作品だ。でも巨人を駆逐する、自由になる、っていう主人公・エレンの動機が一貫していた点は誠実な作品だった。マーレ編に入って、悪いのは巨人の力ではなくそれを悪用す…

日本の二次元でよくあるチビだけど強いってのも、外見には難があるけど内容は秀でているってパターンの一部だ。

オレの意識がある限りは傀儡の体が四散するという意味だと捉えたとしても、中文版で白小小が三眼の弱点が自害だと知るために記憶の受け渡しをする必要がある状態のままなことには変わりない。

というか 咱也可以把此目借与傀儡,当然, 只要咱意识健在,就算身体四分五裂。 此神通依然会由咱所控。 の 「只要咱意识健在,就算身体四分五裂。」部分は意味の繋がりだと「此神通依然会由咱所控。」にかかってるっぽい。 日本語的な句読点にすると「オレ…

実は伝承が完全に正しくて三眼が記憶障害を起こしている並行世界SFとかを、完全な二次創作でなく、本編に勝手に盛り込んだら原作改悪もいいところだろう。日本語版はそれと同レベルだ。

最後の段星煉のつぶやきでもわかる通り、黒山村編のテーマは「運命は残酷」ということだ。三眼も「天意弄人」に関わる発言を2回している。もし村長が三眼から白家を生贄にしないように命令されていたのにそれを欺いたのなら、三眼は「天意弄人」とは言わない…

中国語のできない人は中国語訳を担当するべきではない。担当するしたいなら必要な中国語力を身に着けてからにするべきだ。たとえ論文やビジネス文書は正確に理解できるとしても、会話や作品の言葉の意味を把握することのほうがずっと難しい。

誤訳は誤訳以外の何物でもない。拾又之国(マグメル)も、拾又之国のアニメも、日月同错(屍者の13月)も誤訳まみれ。解釈以前の単語・文法・文の繋がりに信じられないようなミスが頻発している。 意図しての改変ならまだまともに作ってもらうことも期待でき…

本編切り抜きの映画評論動画やあらすじサイトは著作権的によろしくないけど、いい例文があったので。中国SFファンによる『バーチュオシティ』というアメリカ映画の評論動画。その説明文を引用。 本期简介 2018-12-10期 电脑程序获得不死之身,就算身体四分五…

(中文版) 被此目所施放的术法击中之人或者死人,都将成为咱的傀儡,可以控制它们的四肢,可惜只能四肢。所以还是死尸好用。 咱也可以把此目借与傀儡,当然, 只要咱意识健在,就算身体四分五裂。 此神通依然会由咱所控。 (直訳) この目から放たれる術に…

下手に主語をぼかしたり代名詞を使ったりすると思わぬ誤読が生まれがちだな。 残酷な言い方になるけど、権力者はいざという時に理不尽なものまで含めたすべての責任を引き受けられてはじめて権力者足り得る。自分から権力の座を退いた人間まで追うべきだとは…

日月の日本語版だと誤訳のせいで意識のある術者が意識のある人間を傀儡にすると拒絶反応のせいで(傀儡の?)体が四散することになっている。もちろん中文版にこんな設定はない。日本語版の翻訳者は白小小の体を四散させないために三眼が自分を自害させるよ…

三眼の頭の中では自分の食事を邪魔された借りを返すためには、邪魔者を殺すのは当然。邪魔者を連行しなければ村の仲間は皆殺しにするとエサを脅すのも当然。それをしたエサはエサの役目から開放されるわけでもない。白小小に力を授けたのはあくまで白家の子…

コードギアス1期はそれなりにマトモなアニメだったけど、どんどんネタ度が増していって、2期は実質ネタアニメになってしまったというか。政治的に難しい領域に突っ込んで行ったこともあって、ネタマシマシにしないとある意味見られたもんじゃなくなっていっ…

生麦事件で薩摩を応援した日本人とその子孫は全員死ぬべきとかそういう類のことを言われても困る。

三眼は南北朝時代も白家を不幸にすることしかしていない。 三眼が屍疫を蔓延させなければ黒山村で百人近い病人が出ることはなかった。病人が出なければ白大は薬草集めのために半年も村を離れなかった。この旅で白大は姜明子と出会い、三眼を自害に追い込んで…

白小小は殺すべきかどうか疑問の残る人間まで殺すべきだと決めつけて殺してしまった。だから自分が明らかに殺されるべき人間だと気付いたときに殺されるしかなくなったということなんだろう。自分が殺したいから殺すで押し通せるくらいのバイタリティがあれ…

拾又之国(マグメル)のアニメの配信権が夏天島に取り上げられたことはないし、アニメの配信が止められたこともない。当然漫画の拾又之国の権利が取り上げられたこともない。

白小小が女なのは女・老人も含めて虐殺するからで、顔も体も地味なのはそういう邪推を低減するためだろう。おかげで高皓光が白小小に肩入れする一押しが足りなくなってしまった。あの外見が気に入ったというのなら黄二果みたいに態度で示してもらわないとわ…

虐殺女皇のティトール様が生き残ろうと構わんというかむしろ生き残るべきだと思っている。ああいう時代(?)背景だしああいう作品だし。正論バカの高皓光様が最初から世界を救う存在として位置づけられている日月同错とは違うのだ。 ところでヨウは全然悟空…

前の投稿と似たような誤訳。 (日本語版) 「それは体の一部が欠けていくという謎の奇病でしたが不思議なことに死者はいませんでした ただ感染力は強く村の半数近くが罹ってしまい村から離れられなくなってしまいました」 (中文版) 「明明好好的一个人儿染…

第6話で三眼が能力の説明をした部分の日中の違いをおさらい。 (日本語版) 操る相手は生きてようが死んでようがどちらでも構わないけどこの眼を通して傀儡と意識が繋がってるから 意識があると体が拒絶反応を起こして四散してしまう 操ることができるのは体…

もし黒山村が千年に渡り数百年ごとに三眼に生贄を捧げている村で、三眼が黒山村に住んでいる白家を見守り続けていたとするなら、白家は三眼を後ろ盾にして黒山村を千年以上支配していた一族だとだったいう推測すら成り立つ。そして白家が主導して数百年ごと…

奴隷解放を訴えるコロンブスやリー将軍なんて書いたら歴史歪曲もいいところだ。アイルランド人を救おうとするクロムウェルとかも。

現代人が外国人は殺せと言い出したら異常者だけど、幕末の日本人や清末の中国人は多かれ少なかれそういう意識を持っている人は多かった。ただ現代に書かれる歴史ものでそういう人物を工夫なく書いて好感を持ってもらえるかというと難しいものがある。逆に現…

中国だと1911年まで辮髪をしないと最悪死刑になった。辮髪にしないで済む道士ということでごまかすにしても、高皓光たちの髪型はアウト。辮髪をしないと留学生に選ばれないし、留学中に辮髪をやめたことがバレると資格を取り上げられる。付け毛でごまかす人…

建物に匿われている子どもの中には1人帽子を被っている子がいる。この帽子は地主帽とか瓜皮帽とか呼ばれる帽子のようだ。清代だと帽子を被っている子どもは金持ちなイメージがある。三川でも帽子被っているのはお坊っちゃんだし。 村長はいかにも清代の小金…