メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴芽が九州で要石を見つけたのは廃温泉街の後ろ戸のそばだった。

要石の保守管理も

すずめの戸締まりの感想だと自分は便宜的に岩手のミミズとか東京のミミズとかの書き方をしてしまっているけど、どちらかというと巨大な一匹のミミズが常世にはいて、そのミミズが各地の後ろ戸から頭や尻尾を出して全身を出そうともがいているのが作中のイメ…

普通に考えれば一言で済むことを長々と書いてると何やってるんだろうって気分になるけど、一からきっちり言葉で確認しておかないと後で大きく認識が食い違っているのに気付かされることがあるからね。

いくらダイジンが鈴芽との間の邪魔者になる草太に敵意を向け、呪ったとは言っても、

とりあえず草太の祖父は百歳超えてない。

草太の祖父の過去の戦いについての完全な妄想。全くの無根拠。

エンタメは気持ちよくてナンボだから不快だという理由で帆高が苦手な人がいるのは仕方がない。自分はアニメのキャラとして不快とは思わないし好きだけど、思春期爆発なところに感情移入できるか客観的に興味深く思える人向けで、マイナスポイントがアピール…

新海監督の近年の三部作では犠牲を出さずに誰かを助けることはできないというシビアな視点が共通している。 『君の名は。』では主人公・瀧とヒロイン・三葉は糸守町を救うために2人の積み重ねた交流や記憶を犠牲にした。だが過去や記憶がなかったことになっ…

要石は呪術的な存在であるため、感覚的にはおかしくないが物理的な縛りを飛び越えた挙動を多々している。この物理的にはありえないのに感覚としては納得できるという人間の認識のあり方こそが神話やファンタジーの本質とも言える。

『すずめの戸締まり』の個人的に一番グッと来たシーンについて詳しく感想を書こうと思ったら、語られていない設定を自分がどう補完しているかについて詳しく書かないといけなくなって、そうしたら『星を追う子ども』のネタバレを大量に書くことになってしま…

すずめの戸締まりについてこれまでの自分の投稿だと土地を悼むと書いてしまっていたけど、監督のインタビューだとほとんどは場所を悼むという表現になっていた。考えてみるとこの映画では土地と場所の違いは重要だ。土地は物理的・空間的なあり方で、そこに…

すずめの戸締まりのいちゃいちゃじゃないけどいちゃいちゃっぽいシーンだと

草太は普段退魔アクションやってるだけあって実はかなり体格がいい。長髪と、体型を隠してAラインなシルエットを作り出すロングシャツで、ぱっと見は線が細いように錯覚するキャラデザになっている。髪を切ったら印象はぜんぜん変わるだろう。芹澤と喧嘩にな…

映画鑑賞前は古臭いロン毛イケメン(自分の世代だとキムタク全盛期を思い出す)に見えた草太が、鑑賞後は清廉な内面をそのまま写し取った浮世離れした美青年に見えるようになるんだから、人間というかアニメ・漫画のキャラはやっぱり中身が大事だ。髪が長い…

ところでゴールデンカムイの杉元が「故郷へ帰ろうアシㇼパさん」と言ったのは読者に2人の将来を予感させるセリフだけど、杉元は含みを全く意識しないで言っていると思う。普通の情緒と記憶力のある人間ならありえないけど、杉元だから。自分とアシㇼパの関係…

すずめの戸締まりは公開前からノベライズ(インタビューによるとシナリオ完成後に映像制作と並行して小説化し、キャラの心情を整理してからアフレコという流れ)を原作小説として出版するくらいだから、多少のネタバレは容認して口コミを期待する戦略なんだ…

すずめの戸締まりはティーチイン上映で自分の気になる部分の設定がかなり明かされていたようだ。 【すずめの戸締まり】ティーチイン付き舞台挨拶のレポまとめ【ネタバレあり】 - Togetter 予想が当たっている部分もあれば外れている部分もあった。ダイジンの…

野田先生の次回作はスピナマラダのリメイクと発表済みだけど、どのくらい改変してくるか気になる。元のスピナマラダは正直普通。 個人的には本格スポーツ路線よりもゴールデンカムイみたいな闇鍋路線を期待してる。もしリメイクでもMAJORやSLAM DUNKくらいの…

新海監督作品だと君の名は、天気の子、すずめの戸締まりと同じくらい秒速5センチメートルも好きだけど、秒速5センチメートルが知る人ぞ知る映画でしかない理由はなんとなくわかる。星を追う子どもがいいところはたくさんあるのにつまらない理由は言葉にでき…

好きな作品を解剖して知りたいのかミイラにして祭壇に飾りたいのかは宗教性の違いだと思う。

男女の若者でバディを組んで旅をするとなると、片方が草太くらい清廉かつ非生物な椅子になるという荒業を使わないと肉の匂いを薄めるのは難しい。人間椅子プレイも一部のマニアには受けてるし、マニアじゃなくてもフェチっぽさは感じるけど。

白米みたいに飾らず誰からも好かれる鈴芽、鎮守の森の湧き水のような草太、濃ゆい環、色とりどりの女性キャラ、と来て、鈴芽からは見えにくい草太の人間味を補強するための男性キャラでカツカレー並みにわかりやすいパンチのある芹澤は印象が強い。(特に女…

草太の祖父が

はてなブログの続きを読む機能で畳んでいる部分はネタバレ配慮をしない部分。

失恋で始まって新しい恋を見つけるエンタメは珍しくないけど、恋の素晴らしさを描いた後でそれが終わるラストを前向きに描く秒速5センチメートルを制作した新海監督は、やっぱり根を拗らせている。幼児的万能感からの卒業というように考えるといかにも思春期…

野田洋次郎さんの主題歌カナタハルカに対するコメントが味わい深い。RADWIMPSの新海監督映画の主題歌はどれも聞いている最中はこの歌が一番好きだという気分になれるのが凄いな。今は自分の中ですずめの戸締まりが熱いからカナタハルカが一番好きな気分。 ht…

ダイジンの声優は女の子の子役だけど、

何かをきちんと終わらせることで前に進めるってのは新海監督作品だとすずめの戸締まりに始まったテーマではなく、秒速5センチメートルでも描いていることではある。新海監督にとっては秒速5センチメートルは前向きな映画なのだそうだ。ただ成就するファンタ…

椅子が三本脚だったり、