メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

集団主義と個人主義の対立ってのは概念的な部分が大きい。最強の個人主義国のアメリカが国家という集団としても最強だし。集団主義は全体主義ではない。

杉元は大泊で白石にお前は守るものができたと思い込んだせいでショボショボくたびれ男になったと怒られた。それとは反対に鯉登は守るべきものができて背筋を伸ばし、強くなれた。 杉元は個人主義の正しさを体現するキャラだ。相棒のアシㇼパはもちろん、白石…

鶴見と杉元のバトルパートは雑誌版からなぜか機関室に歩兵銃が用意されていたり、前照灯に南部大型自動拳銃が隠されていたりした。勢いで気にならなかったけどよく考えると不自然というか説明不足ではあった。加筆によって機関車本体に銃の準備をしたタイミ…

戦いこそが自分の生まれてきた意味だとわかった、もう戦いの中で人生を終えてもいい、が根底にあるのが拐誘事件解決から土方戦までの鯉登で、戦いこそが自分の生まれてきた意味だとわかった、自分は部下たちみんなやこれから背負うもっと沢山の誰かのために…

鶴見は、金塊は五稜郭にあったんだろう?中央に追われる私に持ち出す時間はない、くれてやるから飛び降りろ(要約)、と言った。その時に杉元とアシㇼパがその通りにしたとしても、絶対に南部大型自動拳銃で撃ち殺している。そもそも鶴見は丸腰を装いつつ、…

ヒグマが全く合理的でない行動を取っている列車内で鶴見の理にかなった行動について考えることにどのくらい意味があるのかはよくわからない。 でもただの舞台装置のヒグマと違って、メインキャラの鶴見は鶴見なりに筋の通った思考と行動をしていると想定しな…

鶴見の生存に気付いた鯉登と月島が、ウイルクの生存に気付いたキロランケのように喜んだりキレたり、感情が忙しなくなっているところは見てみたいかも。この二人なら最終的に前向きな方向に思考を纏められそうだな。 自分なら一通りキレ散らかしたあと相手へ…

屋根に登ろうとしているヒグマに気を取られて尾形は杉元たちに接近を許し、得意でない格闘戦を余儀なくされた。もしヒグマさえ来なければ尾形は屋根に登ろうとする杉元を一方的に撃ち殺せたはずだ。加筆の鶴見がヒグマを撃退するシーンのせいで、尾形が負け…

尾形がアシㇼパに射たれてから列車の連結が外されるまでの鶴見の行動は普通に考えればこうなるはず。 歩兵銃2丁とボーチャードピストルと南部大型自動拳銃を持って客車1両目を出発。 炭水車を通過。 機関車本体の機関室に歩兵銃2丁を置いておく。 ボーチャー…

何回読み直しても他にタイミングがないから、鶴見は尾形がアシㇼパに射たれてから落下するまでの短い時間で、機関車本体の先頭まで行って前照灯(煙突の前のライト)の中に南部大型自動拳銃を隠してまた機関部まで戻り歩兵銃を持って後ろの様子をうかがう、…

杉元たちに勝利した尾形とともに列車事故を起こして他の部下たちは全滅させ、尾形は逃亡後にゆっくりと説得するつもりだった可能性ならある。権利書はもちろん、金塊もとりあえず場所だけ確認して後々手に入れられるし。 でも唯一の手駒にするはずだった尾形…

とりあえず今は鶴見が列車で「道連れには出来ん」と言った時の心情をなるべく把握したい。把握した気になったら野田先生直々のコメントで不正解だと発覚してもいいから。 鶴見は「この列車ですべて片を付けて五稜郭に戻るぞ なぜかって? 北海道を立ち去る前…

ゴールデンカムイで一番内面描写が多いキャラは月島。内面描写がわかりやすいかどうかは置いておく。でも事実関係の誤解さえしなければわかりやすいキャラだと思う。内面描写の多さ第二位は尾形。その次がアシㇼパ。

読み直したら月島にバルチョーナクの意味を聞いた直後の鯉登の表情が記憶の3倍くらいシリアス顔だった。映画撮影ではお転婆姫の面目躍如たる無邪気っぷりを見せていたせいで忘れかけていた。大泊では深刻な顔をして月島を問い質したと思ったら「鶴見中尉殿ス…

月島は戦いの場にいる鯉登を任務の枠を超えて生かそうとしてくれる。鯉登にとってはかけがえのない相手だ。生き残った家族だと鯉登の母親であるユキも鯉登が生きることを無条件で願ってくれるだろう。ただ、ユキではどうしても戦いの場にいない時の鯉登しか…

鯉登音之進は救出後に「無事やったか 音之進 よう戦たな… 誇らしかど」と平二から言ってもらい、嬉し涙をこぼした。鶴見に陸軍士官学校の合格を報告した際も、平二から「まあ立派な将校になっなら海でん陸でんオイは構いもはん」と言ってもらい誇らしげだっ…

平二の口から「国んために死ね」という言葉が発せられるのが恐ろしくて、私は生まれてこなかったものとお考えくださいと先回りして自分から言ってしまう音之進は切ない。誘拐された時点で平二がそういう対応をするしかないのはわかっていたけど、いざ現実が…

鯉登平二は、ロシアの言いなりになるわけにはいかない、しかし息子も見殺しにしたくない、って場面で、自分が犯人に殴り込みに行く選択をするのが武人らしくて好きだ。平二が「音之進ッ!!」と叫びながら三輪車で飛び出して、海軍大尉の中山が「鯉登大佐殿」…

鯉登平二は第139話で武人の親子関係についてこのように語った。 息子はいずれ指揮官になる。指揮官には大勢の若い命を預かる責任がある。だから、「せがれには我から進んで困難に立ち向かい ふさわしい男になっくんやんせ」。花沢は切腹するとき自分に手紙を…

尾形は列車で事故を起こして反乱分子を全滅させ、鶴見の死亡を偽装して自分の参謀として飼い殺すことを計画していた。鶴見は尾形と杉元・アシㇼパが戦っている時に満州へ高飛びする計画を練っていた。だから尾形が杉元たちに殺されることを期待したか、勝っ…

五稜郭攻囲戦だけ見たら鶴見側の勝利だけど、函館での戦の最終的な勝利者はソフィアと土方を味方につけた杉元・アシㇼパ側だ。土地の権利書も金塊も杉元・アシㇼパ側が手に入れたし、人的被害や金銭的被害も大湊水雷団が壊滅した鶴見側のほうが上だ。 それに…

最後の函館での戦いの司令官としては、主にソフィアと鶴見が対比されている。土方は土方勢力のリーダーではあるけど直属の手下が少数精鋭すぎる。史実でも現場指揮をすることもあるNo.2キャラであってNo.1になるキャラではない。 ①ソフィアは第283話で部下た…

鶴見は不幸な経緯があってなるべくしてなったDV親じみてて同情はする。でもいくら死にかけた子供(部下)が親(上官)から離れたくないって訴えても、客観的に物事を見れるようになった別の子供が引き離して一緒に独立しようとしてるならそっちのほうがいい…

谷垣とインカラマッをビキビキしながら追跡している時の月島はヤバすぎて逆に大好き。実はこの時の月島が一番興奮する。月島の性格からすると、本当は逃がしてやりたいのにそうするわけにもいかないのがつらいんだろうな。しかも、逃がしてやりたい、という…

命懸け、命を捧げる、ってのは自分の命をゴミだと思っている人間がやると相手にゴミを捧げることになる。もしくはゴミみたいな自分の人生をせめて他人の称賛で飾り付けて終えようとしているか。 進撃の巨人のクリスタとユミルの贅沢な自殺議論大好き。あの後…

列車の中で、鯉登は皆のために、もっと沢山の誰かのために、勝って生きようとした。月島は鶴見のために価値のない自分の命を捨てようとした。 鯉登は土方と対峙した際、迷いを捨てきれていないことを指摘された。「死人になれていない」と。自分の命を惜しん…

実はいご草ちゃんの偽物の骨を埋めさせたのは自分で、ちゃんと生きている、という鶴見の言葉を月島は素直に信じたのだと自分は感じた。それに月島は、亡くなった戦友のために、という鶴見の言葉は疑いもしなかったことが鶴見とアシㇼパの会話を盗み聞きした…

月島が苦しんだのは、第150話でかつて鶴見になぜ自分を助けたのかと問い質した際の「そして私の戦友だから」という言葉を信じられなくなったせいだ。鶴見はこの言葉に続けて「月島おまえ… ロシア語だけで死刑が免れたとでも思ってるのか?」と言った。鶴見か…

鶴見と月島は損切が苦手。自分が支払った犠牲が惜しくなって未来を台無しにするタイプ。 自分は月島は徴収兵で、徴兵によって強制的に佐渡の外に出されるまではいご草ちゃんと駆け落ちする踏ん切りがついていなかったのだろうと考えている。それは自分が父親…

鶴見がどんな人間かってのは第30巻加筆部分で鯉登が言った あなたは嘘をつきすぎて 嘘で試した人間の「愛」しか本物と思えないのでは? ってのがすべてだと思うね。もしかしたら鶴見にはフィーナと会う以前に誰かに騙されたりとかしていたのかもしれないけど…