メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『MIX』の最新話

あだち充先生は続きを描くつもりでいてくれているようなので喜んで待ちます。 今日は夏の甲子園中止がほぼ決定してしまった。 www.nikkansports.com 『MIX』は設定では2012年の連載開始時に投馬・走一郎が中学2年生。だからまともに考えれば高校2年生の作中…

『MIX』連載休止のお知らせ

gekkansunday.net 【お知らせ】『MIX』はゲッサン6月号からしばらくの間、休載とさせて頂きます。楽しみにして下さっている読者の皆様には深くお詫び申し上げます。あだち充先生からのメッセージをご覧ください。 pic.twitter.com/gmcSHD9Pci — あだち充情報…

日月同错

屍者の13月というか日月同错の今掲載している部分までだと自分には2020年パートが面白い。ただ525年と1906年の関係に加えて2020年まで話に絡んでくるから複雑なストーリーが余計にややこしくなる。それに525年と1906年の話のテイストと、2020年の話のテイス…

推理もののバランス

推理ものの凝った仕掛けとリアリティのバランスは難しい。 初期の金田一はタイトルのとおりに金田一耕助風。凝ったトリックを使いつつも、ホラー的な演出や重みのある人間ドラマを加えることでリアリティも出せていたように思う。推理漫画の火付け役だけあっ…

主人公の動機

「元の姿に戻りたい」を主人公の動機にしつつ、エンタメとしての中身はストーリーよりも1話から数話のエピソード、みたいなのは小学館の伝統かな。らんま1/2、名探偵コナン、ドロヘドロ。エピソード重視の作品でも話の縦軸があるとぐっと入り込みやすくなる…

『夜の食国』

『夜の食国』は実体験を元に再構成した小説で、人物名や地名は実在のものから変更している。ただモデルはわかりやすい。 特に面白かったのは作者が自分のことを他人の生活を嗅ぎ回るイヌだと自称していること。それでも世の中にまっとうに貢献したいというよ…

白々しい

屍者の13月の感想は何を書いても白々しくなりそうで罪悪感がある。霊幻道士や幽玄道士なみのお下劣人間描写と絵空事的に凝った仕掛けなのに、段階を経ずに人間の闇みたいな話やられてもな。とりあえず日月同錯を含めて本格的に面白くなるの待ち。中国でも閲…

好みの話

社会派的なものに対する好みの話。学校で公害のレポートを書くために読んだ本の中だと、『苦海浄土』より『下下戦記』『夜の食国』が好き。そもそも『苦海浄土』はあくまで小説として書いたのに社会派ノンフィクションとして受け取られて作者が困惑したとい…

オカルト要素

個人的にオカルト要素はバトルの味付けや恋愛の舞台要素として使われてる分には好きだけど、オカルトがメインになると苦手かな。エヴァは詳しい人からは聖書要素の練り込みが足り無いと言われてるそうだけど、それくらいが個人的には丁度良い。オカルト要素…

桑の実はおいしい

蚕食で思い出したけどうちの近くには桑の木が2本ほど生えてて夏になると赤黒い実をつける。見た目はちょっとグロいしボトボト落ちて周りを汚ごすけど味は甘酸っぱくておいしい。黒くなるまで熟してから食べる人もいるけど自分は赤くて酸味が強い時の実が好き…

エスカレート

舞城王太郎先生はジョジョのスピン小説を書いたことも、庵野監督の『巨神兵東京に現わる』やスタジオカラーのアニメに参加したこともある。どちらの座組を考えたスタッフも親和性がありそうな作風だと考えたんだろう。バイオレンス描写とか描写のエスカレー…

セカイ系能力者

そういえばジョジョのボスキャラって3部以降はセカイ系能力者ばっかりだな。時間停止能力者のザ・ワールドを筆頭に、破壊の結果が累積されるタイムループ、過程の認識を飛ばして結果だけが残る、時間の超加速による新世界創造、パラレルワールドの同一存在の…

明子のキャラが受け入れられる人じゃないと13月の屍者は楽しく読めないだろう。メインブログの記事を読んでくれる人は屍者の13月を楽しんでいる人だろうから、そんな感じを想定して感想を書くよ。あとネタバレにならないように気をつけないと。 とりあえず謎…

『最弱英雄伝説』の国外発送依頼

第年秒先生の短編集『最弱英雄伝説』が予定より早く発送されて4pxの倉庫に届いているとタオバオアプリに通知が入っていた。とりあえず『最弱英雄伝説』単体での発送依頼手続きをした。今回の個人輸入はここからどうなるかまだわからない。今までの他の転送代…

モテモテダメ人間

庵野監督は若い頃からとんでもない変人だと有名だった反面オンナを切らしたことがないそうだ。そのせいか加持リョウジみたいな格好付けで人と向き合うのを避けているのが透けて見えるダメ男でも、絶妙に魅力的に見せられている。ゲンドウみたいなあからさま…

スケルトン

自分はゲームボーイだとスケルトンを買ってもらってたり、フィクションを生む骨組みというか仕掛けが丸出しになるのを見るのは好きだ。ただマイナー趣味だし、作り手が開示してない部分まで知りたくなるのは悪趣味の範疇だな。

終結と刷新

ジョジョで主人公同士の親子対立といえば第六部。第六部はあの世界観では最終作なだけあってジョジョのテーマのひとつである親子関係に一番向き合った部だ。徐倫が産まれた時期も、承太郎との親子関係がうまくいっていない理由も、シリアスな対立がやれるよ…

ご都合に肉付け

エンタメは客を楽しませるためのご都合にその骨組が見えないよう丁寧に肉付けしたものだ。ご都合だけの骸骨も軸の通っていない肉塊もどちらもエンタメとしては不出来。バランスが悪くても楽しんでもらうにはよほどの希少性や斬新さが必要になる。 ご都合ご透…

アニメオリジナルの続編

犬夜叉のアニメオリジナルの続編か。 TVアニメ『半妖の夜叉姫』は、2020年秋放送開始予定!《殺生丸には、娘がいる。》犬夜叉と殺生丸の物語から時は流れ、兄弟の娘達が新たなる伝説の扉を開く—ティザーサイトはこちら↓https://t.co/gqioWTuQ18#半妖の夜叉姫…

メンヘル

メンヘルといえば化物語シリーズのまよいマイマイで戦場ヶ原ひたぎが「メンヘル処女」を自称しているのに時代を感じる。この後にメンヘラ表記の方が一般的になった。今は両方死語かも。 過度な蘊蓄や言葉遊びは展開を停滞させる原因になるから映像作品では基…

間違った元気

久しぶりにエヴァの旧劇場版を見たら中二病心が刺激されてテンションが上がってしまった。間違った方向へ元気になる。エヴァフォロワーはダウナーな作品が多いんだけど、エヴァ本家はドロドロジメジメな方向に進むのに演出はテンポが良くてアッパー系な作品…

フィクションのマザコン・ファザコン

最近明確に自覚した自分の性癖のひとつ。父親とコミュニケーション不全(物理的に引き離される場合でも精神的な確執がある場合でもどちらでも)な女キャラがいて、男に溺れることで乗り越えたつもりになるが、結局男に父親の影を見ていて呪縛から逃れられて…

加持リョウジ

エヴァの加持リョウジは結構好きなキャラだ。加持のキャラはストレートに格好良い派と格好つけてるけど中身のあることは言えないアラサーダメ男派で意見が分かれそうだけど、自分は後者だ。アスカに惚れられて受け流しているのも、14歳のアスカを大切にして…

絵空事の否定が絵空事

ヱヴァンゲリヲン新劇場版は破まではセカイ系的な要素をまっとうなエンタメに仕上げることを狙っていたように見えるし、それで評判も良かった。一転してのQでの、やっぱりセカイ系なんてガキの絵空事だ!死ね!みたいな暴力性も自分は嫌いではない。でも絵空…

精神衛生

「壁や植物に話しかける分には、その人は正常です。その壁や植物が呼びかけに応えてきたら治療が必要です。」ってジョークがツイッターで少し前によく流れていた。発信源はピアニストの松田琴子さんのブログみたいだ。 https://ameblo.jp/kotokopiano/entry-…

浦沢漫画

自分は基本的に浦沢直樹先生のファンだ。ただ『MASTERキートン』の著作権問題で矛盾する発言をしていたことや別のゴシップを何度か報道されたことだって知ってるし、性格はそんなに良くないだろうと思っている。でも面白い作品は面白い。著作権問題だって一…

性癖

自分は感情移入したキャラが追い詰められる展開が好きだ。キャラが幸せを味わう展開の次に好きだ。ストーリーが多少いびつになってもテンションが上がっちゃうからこれはエンタメを楽しむというより性癖の問題かもしれない。キャラが酷い目に遭う展開はキャ…

悪役好き

かなり悪役好きな人間だから倒叙ミステリも好きだ。もちろん古畑任三郎シリーズも好きだ。というか自分が見た倒叙ミステリの半分以上が古畑任三郎シリーズなんだけど。ダークヒーローものも好き、と言いたいところだけど最近はゲスみの強いダークヒーローも…

北欧神話の解釈

北欧神話についてちょっと確認したら例によっていまだに翻訳で解釈が分かれる問題が色々。専門家じゃないから深く立ち入れないけど、なにせ詩として残されている神話だから代名詞ひとつ取っても解釈が確定できないんだとか。代表的なところだと『巫女の予言…

天才描写

『YAWARA!』では全然苦労しない天才主人公の描写が、普通ならとてもこなせないハードトレーニングを天才過ぎて軽々とこなしてしまう、ってところが絶妙だ。これが天才過ぎて全然練習しないのに強い、だとイヤミなライバルキャラになってしまう。現実に天才と…