メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

メタセカイ系?

90年代の半ばに新世紀エヴァンゲリオンが発表され社会現象となる。それに影響を受け、思春期的な自意識と世界の関係に焦点をあてた作品たちのブームが広まると同時に嘲笑も買い、セカイ系というレッテルがゼロ年代に自然発生的に生まれる。だから初期にセカ…

星を追う子どもはワクワクしない

星を追う子ども 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 『星を追う子ども』に対する新海誠監督自身の見解はこの討論会の記録に詳しい。 www.cwfilms.jp 『星を追う子ども』はワクワクしない映画だ。最初は良いのに徐々に尻すぼみになる映画もあるけど、…

ユスリカ

自分が宮崎駿監督の発言で一番好きな言葉。出発点―1979~1996作者:駿, 宮崎発売日: 1996/08/01メディア: 単行本 うちの近所のどぶ川なんて,毎日のぞいていると,日に日に様子がかわります。今はずいぶん減ったのですがユスリカが大量発生した時期がありまし…

セカイ系とは?

最近我ながらずさんにセカイ系セカイ系書いてしまっているので少し真面目に考えてみた。 まずセカイ系は自然発生的に生まれた言葉らしく、明確な定義が存在しない。ツンデレや中二病・高二病みたいなものだ。オタク用語あるある。その曖昧で広範な定義の中で…

どちらも誤情報だけど

煽動やデマは嫌いだけど、都市伝説やトンデモにはワクワクする。史実と逸話の違いなんかも面白い。難しいところだ。

映画デビルマン

映画デビルマンの何か凄いって監督も脚本もそれまで一定の評価があったベテランが手掛けていることだ。ただ制作のゴタゴタは酷かったらしい。それに2人ともツッパリものとかで有名になったクリエイターだそうだから、そのノリでやったのがまずかったのかも。…

天気の子の発売日

天気の子発売日: 2020/03/04メディア: Prime Video昨日は『天気の子』の発売日だった。 思春期的エンタメど真ん中の『君の名は。』。興行的には歴史的な大ヒットを収めた割にはというかだからこそなのか、思春期というむず痒い気持ちを扱っているからなのか…

構成=描写?

極論になるけど何か起きたかと話の面白さは関係がない。同じ歴史的な事実を扱った作品でも傑作も駄作もいくらでもある。フィクションでも漫画の『デビルマン』と映画の『デビルマン』が同じ面白さのわけがない。 出来事をどう見せるかという構成・プロットは…

『秘曲 笑傲江湖』のキャラ

『秘曲 笑傲江湖』は日本語訳しか読んでなくて面白かったけど、登場人物のキャラのぶっ飛び方が凄い。カオスな楽しさが善悪の境界を扱うテーマに活かされてるところは流石の巨匠なんだろう。いい意味でショー的。バトル、お色気、モテモテ、チートで、最近の…

間接的ネタバレ

屍者の13月については直接的なネタバレをしないようにしてるけど、どうしても先の展開を知ってる雰囲気が出ちゃって駄目だな。

プロパガンダ

出来の良いプロパガンダの構造は出来の良いエンタメの構造とほぼ同じだ。エンタメは絵空事として好きだけど、エンタメの中の教訓的な要素を真に受けるのは危ない部分がある。水戸黄門の再放送とかをたまに見ると楽しいけど、黄門様のありがたいお話は今の時…

自己認識

✕✕は卑怯者だから救われる価値がないみたいな話って糾弾する側の棚上げ発言が鼻につきがちだから、こういう難しいテーマは危険だ。言っている側が自分は潔白だと思い込んでいるのか、棚上げ発言なのを自覚していてそれでもあえて言わなくちゃいけない状況な…

世界のスケール感

SNSが発展して世界を広く感じるようになったという人と世界を狭く感じるようになったという人がいる。自分は狭く感じるようになった派。なんでもゼロ距離でスピーディーだと過程でなく結果の量でしかスケール感を感じられなくなる。 こういう、便利になって…

ゼロ距離でスピーディー

少し前に浦沢先生がTwitterに風刺画を投稿して軽く炎上してたけど、普段描いている漫画のほうがよっぽど風刺が利いている。あれは浦沢先生の政治的姿勢が悪いというより何かと炎上が表沙汰になりやすいTwitterがハイリスクなんだと思う。政治に限らずにデリ…

漫画家のハッピー

『Happy!』は浦沢直樹先生の作品の中では知名度が低めの漫画。元々は『YAWARA!』の次回作としてミステリー漫画を構想していたところ、編集部からはまた女子スポーツ漫画をと頼まれて描くことになったんだそうだ。ただし『浦沢直樹 描いて描いて描きまくる』…

快看でのイイね数推移

快看の拾又之国はイイねキャンペーンとかを特にやってないからイイね数の推移がわかりやすい。なだらかな減少と、評判がいい話での小さなハネ。イイね数の見れるウェブ漫画だと最終回はだいたい大きく上がるものだけど拾又之国はいきなりの第三部に続くエン…

最弱英雄伝説の各作品のあとがき

第年秒先生の短編集である最弱英雄伝説。各作品の掲載誌情報が載っているのを期待していたけど載っていなかった。でも各作品のあとがきが充実していた点は良かった。黒丸の●が第年秒先生のコメントの要約で、白丸の○が自分の感想。 最弱英雄伝説と二想(追想…

中国の出版業界

前にも少し触れたことのある中国の推理作家である陸秋槎先生のインタビュー。中国の現在の出版業界について色々語っていて面白い。 fukyo-murder.hatenablog.com 紙媒体での雑誌の廃刊が続いて電子書籍に一本化しつつあるという点では推理小説業界も漫画業界…

最弱英雄伝説が到着

第年秒先生の短編集の最弱英雄伝説が届いた。思っていたより早かった。 二重梱包。中国国内配送用の梱包の上から更に国際配送用に梱包してくれていたようだ。 漫画本(2冊1組)は傷や凹みもなく綺麗。中身はこれからじっくり読む。さっと読んだところ作品ご…

マグメル再開までの繋ぎ

最近屍者の13月の内容と真面目に向き合おうとして脳みそが焦げ付いてきた。だから自分のブログの本館は多い時でも月に三桁のアクセス数しかないという現実を再確認してみた。幾分気が楽になった。ブログ本館で何を書いても書かなくてもこの世にはなんの影響…

マグメルの序盤

マグメルも第19話でヨウが自分の動機を話して、すぐにクーが仲間入りするまでは、異常に性格の悪い人間が戯れているだけの漫画だと思っていた。だから屍者の13月も面白いと感じれば素直に手のひらを返すよ。第年秒先生の漫画ってキャラの性格が異常に性悪な…

掴みの弱さ→ドラマ性?

逆に第1話の出来の良さでいうと真っ先に思い浮かぶのが比較的最近の進撃の巨人。無名の新人で絵も拙かったのにあっという間に話題になった。その後も優れたスペクタクル展開の連続で一躍大人気漫画に。アニメも良い出来だった。 一区切り後にマーレ編に入っ…

思い出の最終回

鬼滅の刃が最終回ということでネットのそこかしこが自分の好きな最終回の思い出話で盛り上がっている。 自分は最終回の出来の良さでいうとまず思いつくのが寄生獣。クライマックスが終わった後のもう一盛り上がりがあって、内容の総括もキマってて、感動シー…

中国のオタク系ウェブコンテンツ

中国ではウェブ媒体でオタク系コンテンツがどんどん発展している。ただどの業界でも同じだけど光の面だけでなく影の面も存在するそうだ。主にネット小説についてのまとめ記事だけどテンセントのウェブ漫画も話題に上っている。 blog.livedoor.jp これは個人…

翻翻动漫

www.fanfannet.com 翻翻动漫は公式サイトの情報によれば、集英社の電子マンガのカラー版を制作するために2006年に発足した団体だそうだ。現在も週刊少年ジャンプの漫画のカラー版を制作しているのは翻翻动漫かもしれない。 2007年に集英社の協力を得て第1回…

メジャー志向

第年秒先生は作品しか知らなかった頃(5秒童話とマグメルの途中まで)は自分のために作品を描くアーティストタイプの作者だと思っていたけど、検索したら週刊少年ジャンプ志望でメジャー方向に進みたい作者だとわかった。自分の感性を信じた作品を描きたいけ…

○○インパクトの発生条件

エヴァの新劇場版の無料配信を見直して整理したこと。 人為的に○○インパクトを発生させるためには複数体のエヴァンゲリオンと複数のパイロットが必要だという設定が頭に入ってないとQは意味不明になりやすい。 旧劇場版ではエヴァンゲリオンを使ってセフィロ…

全エヴァンゲリオン大投票

mantan-web.jp キャラクター部門は、式波・アスカ・ラングレーが首位に輝いた。2位は渚カヲル、3位は綾波レイで、主人公の碇シンジは4位だった。 ここ10年くらいアスカがレイの人気を抜いたっぽいと感じていたけど投票結果もそうなったか。近くにいて反応が…

癒やしor興奮

ダンジョン飯 9巻 (ハルタコミックス) 作者:九井 諒子 発売日: 2020/05/15 メディア: コミック 自分の中の好きには癒やしベクトルの好きと興奮ベクトルの好きがある。『ダンジョン飯』でいうと最癒やしがタデちゃんで最興奮が現在のファリン。 イヅツミvsサ…

『ダンジョン飯』9巻

ダンジョン飯 9巻 (ハルタコミックス) 作者:九井 諒子 発売日: 2020/05/15 メディア: コミック 展開の進展よりも掘り下げと情報整理が中心の巻だけどギャグも画作りも派手で楽しかった。いつもながら際どい部分も上手くエンタメに収めてて凄い。でも『ダンジ…